[php]php.iniを一時的に変更する方法

php.iniを一時的に変更したい、またはレンタルサーバーによってはphp.iniを変更することができない場合があります。そんなときにはphpファイルのコード上に直接、設定を記述することによって一時的に変更することができます。

しかし、ini_set()関数やその他変更を行える関数などがphpで提供されていますが、すべてのphp.iniの設定をこれらの関数で変更できる理由ではありません。


以下に変更例を記述します。

phpのタイムアウト時間を変更する方法

phpの処理でタイムアウトとなる動作時間はデフォルトで30秒に設定されています。以下の記述で秒を設定することによって30秒以上動作させることが可能となります。

set_time_limit( 秒 );
Ex) set_time_limit( 180 ); // 3分

もし、秒にゼロを指定した場合、処理動作は無制限となり、無限ループなどが発生した場合、処理が終了しない可能性があります。また、php.iniに『max_execution_time』が設定されていた場合には、こちらの設定が優先されます。

通信時間を変更する方法

たとえば、APIで処理の応答を待つ場合やfile_get_contentsの応答を待つ場合、予想以上に時間がかかり、エラーとなってしまうことがあります。デフォルトで60秒なので『file_get_contents』などで大きいサイズのファイルを読み込まない限り、60秒で充分だと考えられます。ですが、不足の自体に備えて通信時間を変更した場合には、以下の記述をphpファイルのコードに記述します。

ini_set('default_socket_timeout',秒);
Ex)　ini_set('default_socket_timeout',300); // 5分

タイムゾーンを日本時間に変更する方法

東京(日本)時間に設定します。php.iniファイルの設定を変更しない限り、日本時間以外の設定となっている場合が多々ありました。時刻操作を行う処理の場合、設定しておくことをおすすめします。

date_default_timezone_set('Asia/Tokyo');